歌劇鑑賞の経緯
三週間ぐらい前にたまたまショッピングモールを歩いていると、近くの映画館の電子看板に宝塚歌劇の広告を見かけました。
『鎌足−夢のまほろば、大和(やまと)し美(うるわ)し−』という題名で、歴史上の有名人の物語のようでした。公演は東京で行われますから、ここでは生中継しか見れらません。
いつか日本に行って一度宝塚歌劇を現場で見たいとずっと前から思っていた私にとって、このホンコンでも見られるなら、それも悪くないと思いました。
チケットは300HKDで、飛行機のチケットよりは安いといっても、普通の映画チケットよりは高いです。一週間迷ったあと、やはり入手しました。手数料を取られないため、ネットで買うのではなく、実際に映画館のカウンターに行って、チケットを買いました。
そして、今日がその生中継の日です!
ストーリーと感想
私は大学で日本語を専攻して、「日本歴史」という科目に合格はしましたけど、日本の歴史そのものには詳しくありません。今日見た内容は人の名前以外何も知りませんでした。
帝が亡くなり、皇后が即位し、そして臣下と禁忌の恋?なんとすごいシーン!
あの中大兄皇子は謀反して権力を手にしたのか!彼は自ら討伐した奸臣と比べて、手に付いた血は少しも少なくはない。功臣の妻を奪って、そのあと妻を返しては、やはりすごい人!
主人公の中臣鎌足はもっとすごい!大学時代ではどこかで「藤原氏に皇室の血縁がある」という内容を読んだ記憶があるが、なんとこんな由来なのか!
テキストには全然ありませんでしたよ!
来月また新しい歌劇の生中継があるようで、しかも私の好きな『花より男子』で、もしチケットが販売になったらまた買いたいです。
記憶に残ったセリフと歌詞
- 「志を共にする同士」
最初に蘇我入鹿と友になった鎌足だが、そのあとは中大兄皇子と結盟して、間違った道を踏んだ入鹿を暗殺までした。しかし功臣を恐れる中大兄皇子もまた鎌足の妻を奪い、鎌足を脅かしていた。
志が一致すれば友になれるが、志が違えば敵というのは、本当に友なのか?
- 「どれだけ働けば許されるか」と「どれだけ殺せば許されるか」
蘇我入鹿の暴政を苦しんでひどい環境で働く民は「どれだけ働けば許されるか」を歌っていた。
中大兄皇子の命令でやむなく人を殺し続ける鎌足は「どれだけ殺せば許されるか」 を歌っていた。
どう見ても社畜の歌ですね。
私な場合なら、「どれだけ叱られれば許されるか」です。sigh